2005年03月13日

GLAY 『10th Anniversary Year Final GLAY DOME TOUR 2005 ”WHITE ROAD”』

前回のEXPOもそうでしたが、今回も10周年記念ライブということでメジャーどころな選曲。って言うか今日のはアンコール以外は完全にシングル曲オンリーで、あんまりGLAYを知らない人が見ても楽しめるんじゃないかなーと思った。まぁあの会場にGLAYをよく知らないヒトがいるとは思えなかったけど。

とりあえず1曲目にきた『ホワイトロード』のしんみりとした感じがまるでアンコールのラストのような壮大な雰囲気だったので、「オイオイもう終わりかよ」みたいな気分にさせられました。まぁ次に『Freez My Love』『生きてく強さ』と畳み掛けるようにきてしんみりさなど吹き飛んでしまいましたが。『Freez My Love』はワタシがGLAYを知った曲である意味思い出深いものがあるんですが、当時の彼らはYOSHIKIプロデュースでひらひらフリルのお洋服なんか着ていたものだからこの曲聴くと条件反射でその映像が出てきて何とも言えない気持ちになります。今となってはどうでも良いことですけどね。過去と一緒に曲が封印されなくて良かった。
んでアッパーな感じの曲を数曲やったあとにMCが入り、TERUの「皆に雪を見せたい」みたいな言葉と共に『Winter,again』が。EXPOでは聴けなかったこの曲(当然か)生で聴けて嬉しかったです。続いてこれまた個人的に大好きな『Way of Difference』、今も人気のある『ずっと2人で…』ときて次にTERUの弾き語りで『BELOVED』を。最初暗くて誰が出てきたのか分からなかったんですが、ギター持ってるしTAKUROかなーと思ってたら歌いだしたその声がTERUで思わず噴いた。その反応を見た友人が「トリちゃん、TERUがギターも弾けないと思ってるでしょ?」と一言。イヤさすがに弾けないとは思わなかったけど、何となくボーカルオンリーっぽいイメージがあった。TMNのウツみたいに(って、でもあのヒトも昔のライブでギター弾いてたな。当時サポメンだったTAKのギター奪って) という訳で無駄なところで1人サプライズ。

弾き語り終わったところでステージ装置が動き出し、『GLAY NAVI』とかいう画面がモニターに表示。それが慌しく動いたり壊れたりしながら『GLOBAL COMMUNICATION』『サバイバル』『グロリアス』と3曲。たった3曲やるためだけに凄い装置を作ったなぁと思った。ってかあのNAVI欲しい。年度を入れたら曲を表示してくれるなんて便利そうだよ。
怒涛の3曲が終わってはじめてキーボードが新しいヒトになったことを報告。ユウタさんと言うらしい。またTERUの「彼の美しいピアノを聴かせる曲です」とかそんな感じで『RAIN』を演奏。ここまでちょっとTERUの声の伸びがイマイチだと思ってましたがこれはとても良かった。そして次の『SOUL LOVE』で何故かWAVE大会が始まってみたり。TERUは客をまとめて色々させるの好きだよなーまぁこの辺の話は後回しにします。WAVE大会の盛り上がり冷めやらずでおそらく本編中ファンの盛り上がりが最高潮だったと思われる『彼女の“Modern…”』と『誘惑』が。『彼女の〜』の方、イントロのギターが凄く好きでEXPOのときもホクホクしながら聴いてたんですがまた聴けて良かった。幸せ。
本編最後はストリングスの入った『BEAUTIFUL DREAMER』『時の雫』『つづれ織り〜so far and yet so close〜』の3曲。あの溝口先生が指揮をするストリングスの皆さんの音は大変素晴らしくてやっぱオーケストラって良いなぁと思ったんですが、バンドと絡むとやっぱり音が消されてしまう。なので全曲終えてメンバーが袖に下がったあとにオーケストラだけでエンディングの演奏をしてくれたのが嬉しかった。

そしてアンコール、アコースティックな編成で『HOWEVER』『逢いたい気持ち』『Cynical』と切々と歌い上げるTERU。そのあとに「楽しいねぇ」と呟いて席を立つ。続くように立ち上がる他のメンバーに「え、これで終わり?」みたいな空気が座席に漂い、帰ってゆくヒトもチラホラ。当の本人たちは呑気な顔してステージでゴソゴソやり、ライトが点いたところでTERUの「終わると思った?」という言葉が。わざとやってんのか天然なのか、あのヒトは正直よく分からんです。まぁそのあと今度は先程とは打って変わって派手な照明に轟音での『ピーク果てしなく、ソウル限りなく』から『SUTTER SPEEDSのテーマ』『 ACID HEAD』とお決まりのナンバー。『SUTTER〜』が何度聴いても覚えられない。ってかアンコールに入ってからワタシ笑いっ放しでこの辺の記憶曖昧なんですが、『 ACID HEAD』で横のヒトの拳が当たったのが印象的でした。最後はメンバー紹介を兼ねた『南東風』、ワタシもアルバムで聴いて以来熱烈なこの曲ファンなんですがTERUが歌う前にとんでもないことを。
「最高のダンスナンバー、南東風!」
いつからゴチがダンスナンバーに・・・・もうリミット越えたみたいにワタシと友人は馬鹿笑いしながらも、TERUの指導による『南東風』ダンス指導を受けて本番。TERUが思いっきり間違えてたよ!正直お笑いのライブでもないのにこんなに素で爆笑してしまえるなんてGLAY(というかTERU)は恐ろしい。是非また行きたいです。

あとメンバーの様子ですが、さっきも言ったけどTERUの声は今日はちょっと調子悪いのかなーって感じで最後で伸びきらない印象がありました。あと高音域が出きれてないっぽいところも。でもその分会場内を走り回って皆を盛り上げること盛り上げること。ジャンプさせようとしたり行き過ぎた感もありますが(ジャンプ禁止なのに)、ワタシの腹筋を痛めた彼が個人的にはMVPです。JIROは髪型がまた個性的でどうしても視線が頭の方に行ってしまう。彼が叫ぶと会場が凄く盛り上がるので楽しい。あと歌声がHIDEを思い出させる、不思議なことに。TAKUROは今回初めて彼の歌声を聴いた(TERUが客を煽ってて歌ってないとき)んですが、やっぱりギタリスト特有の不思議ボイスだった。結構好きなのでまた聴きたいなーそれとちょいと長めのMCしてたのが印象的。東京ドームには相当な思い入れがあるようで、「またやりたい」と仰ってました。TERUのせい(ドームでジャンプ)でその夢が壊れないと良いな・・・・HISASHIは4人の中ではいちばんアクション控えめだった気がするんですが、ソロパートのギターの音が凄く良くて幸せでした。EXPOのときも良いな、と思ったときにメインで弾いてるのがHISASHIだったりして割と好みのタイプの音なのかなぁと思う。もちろんTAKUROの音も好きですが。あと友人が「HISASHIは細すぎて既製の服が着られない」ようなことを言ってたのでモニタに映ったときにじっと見てしまいました。しかし細い云々より中のTシャツの柄が気になった。って何でこんなに演奏に関係無いことしか書けないんだろう。聴き分けとか出来ないからかな。

会場の盛り上がりについては、“GLAYファン5万人による囲い込み”だ!と叫びたくなるほどお客さんのノリが尋常じゃなかった。腕振り上げてないのワタシしかいないんじゃないかと思うほど皆さんハッスルしてました。イヤ、なんかこう自分の本命どころじゃないとノリ難いと言うか様子見をしているうちに終わってしまった感じなのですけどね・・・・次行くときはもうちょっと皆さんに同化出来るよう頑張りたい。でも友人はそんな気合いの入ったワタシはワタシじゃないとか言うんですけどね。いつだって気合いは入りまくりの空回りだよ!

ちなみに昨日は15時開場の17時開演だったんですが(多少おしてたけど)、終わったあとに時計を見たら20:51の表示が。4時間近くやってたのかとビックリしました。

GLAY 『10th Anniversary Year Final GLAY DOME TOUR 2005 ”WHITE ROAD”』セットリスト
01 ホワイトロード
02 Freez My Love
03 生きてく強さ
04 STAY TUNED
05 ここではない、どこかへ
06 Winter,again
07 Way of Difference
08 ずっと2人で…
09 BELOVED(TERU弾き語り)
10 GLOBAL COMMUNICATION
11 サバイバル
12 グロリアス
13 RAIN
14 SOUL LOVE
15 彼女の“Modern…”
16 誘惑
17 BEAUTIFUL DREAMER
18 時の雫
19 つづれ織り〜so far and yet so close〜
 enc1(Acoustic)
20 HOWEVER
21 逢いたい気持ち
22 Cynical
 enc2
23 ピーク果てしなく、ソウル限りなく
24 SUTTER SPEEDSのテーマ
25 ACID HEAD
26 南東風

Posted by トリコ at 19:51


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