今年最後のVOLAになるから行かなきゃ!とよく分からない勢いで仕事を抜け出し行ってきました三軒茶屋HEAVEN'S DOOR。初めてだった割に道に迷うことも無くすんなりと会場に着いたのは街の雰囲気が下北沢に似ていた所為でしょうか。おかげで10分程度の遅刻ですみました。今日のイベントはHEAVEN'S DOORの15周年イベントだったそうで入場時にステッカー頂きました。対バンはLITEとWRENCH、どちらも名前は知っているけど音は聴いたことがなかったので楽しみでした。以下各バンドの感想です。
○VOLA & THE ORIENTAL MACHINE
本日のお目当てでしたが遅刻をしまして(馬鹿馬鹿死んじゃえ)、途中からになってしまいました。1、2曲は聞き逃したかなぁ。とりあえず着いたときには聞き覚えのある英詩の曲をやってました。やっぱり今回も曲名は分からなかったのですが(音源は来年1月25日リリースです)、多分『Communications refusal desire』はやってて、あとBUGYの『I scream』っぽい曲(どういう喩えだ)もやってた。音は相変わらず格好良かったです。たいこさんのドラムはパワフルで足元まで響き渡るようだったし、青木さんのギターは不可思議な高音を鳴らして脳味噌掻き回される感じだったし、有江さんのベースは全体の音に筋を1本通すように気持ちが良くて、アヒト君の歌声は不思議な空間を作ってました。いつもながらアヒト君の声は楽器のようです。いやぁ、本当にすごいなぁVOLAは。音に圧倒されまくりで楽しくて仕方がない。これでワンマンとかやってくれたら楽し過ぎて頭がおかしくなるんじゃないだろうか。うん、今日もそんな感じで顔がにやけまくりの身体が揺れまくりでした。たいこさん(ラヴ)が凄く楽しそうに叩いていたのも見ていて嬉しかったです。超良い笑顔なのにドラムを叩き壊す勢いで轟音を出すたいこさんが大好きです。でも今回シャウトはなかったかな?後ろの方にいたから聞こえなかったのかもしれないけど(ちょう人がいっぱいの混み混みで前に行けなかった) あと有江さんがめちゃくちゃアグレッシブに音慣らしてるのに身体がちっともぶれないところがすげぇと思いました。微動だにとまではいかないけどホント動かないなぁ、マキたん(Syrup16g)のようですね。ドキドキします。青木さんはやっぱり前髪は長いままでした。ワタシの知ってるギタリストは一様に前髪が長いのですが皆さんあれで物凄い演奏をされるからビックリですね。伊東君(スパルタローカルズ)とか山内君(フジファブリック)とか戸高さん(ART-SCHOOL)とか。それはともかく青木さんとアヒト君のセッションから始まる曲は格好良いなぁ、アレ何て言うんだろう? そうそう新曲もありましたよ!イントロのベースが格好良くて凄かった。アルバムに入ってると良いなぁ。そういやアヒト君のMCで「寒くなりましたね・・・・ここは暑いですが」ってのがあったんですが、そういってるアヒト君は黒いシャツでそりゃさぞかし暑いだろうなぁと思いました。30分くらいでしたが本当に楽しくて遅刻したことが首括りたいくらい悔やまれました。来年はもっと果敢にVOLAライブへ行きたい。
○LITE
“ギター×2、ベース、ドラムという構成の4人組インストゥルメンタルロックバンド”という謳い文句に惹かれ前々から気になる存在ではありつつもあったのですが、ライブを見るのはもちろん音を聴くのも初めてでした。が、これが期待していた以上に格好良くて参った。元々ギターロックは大好きなので2つのギターが畳み掛けるように重なって絡み合う音は聴いてて気持ち良かったです。その上ベースの音も結構強くて格好良いのが素敵。まるでひなっち(ZAZEN BOYS/ストレイテナー)のようだなぁと思っていたら何だか見た目までそれっぽかった。イヤ、似てたのはキャップ被っててスタジャン着てて体型がふくよかめなところだけなんですが。そんな格好良いギターとベースなんですが、唯一残念なところは彼らに比べてどうもドラムが弱いなぁというところでした。全体的に控えめでもっと前に出てきても良いのに主役になれば良いのにとじれったい気持ちでいたら最後の方で凄い格好良いのがきましたよ!もうドラムが主役俺最高!って感じのパワフルでとんがったドラムの独壇場です。うわーこの曲良いなぁ格好良いなぁとニマニマしているうちに演奏は終了。これは是非音源を手に入れたいと終了後早速物販で7月に出たというミニアルバムを買ったんですが、そこにいたのがメンバーの方で親切に「この4曲目以外は全部やりましたよ」と教えてくれた上、ワタシが「最後から2曲目の曲のドラムが超格好良かったです」と言ったら「あれは出来立てなんですよ」とニコニコしながら言ってくれてメチャクチャ心が和みました。次のアルバムが来年5月くらいに出るそうなのでそれには入るのかな。ちょっと楽しみです。と言うかまたライブ行きたい。
○WRENCH
宇頭巻やBACK DROP BOMBの対バンとして名前を見掛けていたのできっとダイブやらモッシュやらが物凄いんだろうなぁと少々及び腰で後方にいたのですが、セッティングが終わっていざ始まるぞとなったときにメンバーの誰かが「WRENCHいきまーす」とか叫ぶのが聞こえてちょっと可愛いなとほんわかした気持ちに。まぁその3秒後に凄い音に圧倒された訳ですが。音楽のジャンルには詳しくないので何と言うか知らないのですが、ボーカル(?)の方の前にサンプリングのためのつまみ(?)があってそこに取り付けられてるマイク(インカムっぽいの)に向かってボーカルの方がシャウトしまくりでした。聴いててワタシの頭に浮かんだのはブンブンサテラーイツ(超格好良い)!です。CDでしか聴いたことのない彼らの音をライブで体感したらこんな感じなんじゃないかなぁと。すごい楽しかった。と言うか身体が良い感じに揺れてました。前の方のお客さん(ニット帽率高し)はもう揺れまくりで皆さん楽しそう。そしてMCでボーカルさんが「怖くないから」と言っているのにまたしてもほんわか。まぁ確かにメンバーの方全員ちょっと強面っぽかったのですが。気にしてるとしたら何だか和んでしまいそうです。こういうタイプの音楽をライブで見るのは初めてだったので上手い言葉が出てこないのですが、格好良い音楽は格好良いものだなぁとありきたりなことを思いました。実は時間の関係で最後まで見れなかったのですが、次見る機会があったら今度は最後まで見たいですね。ちょっとCDチェックしてみようかな。
という3組でした。こういうイベントって自分のお目当て以外でも思いがけず良かったりするのが嬉しいですね。今回は2組とも大当たりでした。こんな素敵なイベントをセッティングしてくれた三軒茶屋HEAVEN'S DOORに感謝を込めて、15周年おめでとうございます。ありがとうございました。