読み終わった日の夜から翌日の昼過ぎまで軽く鬱になってました。何だこの鬱物語は。確かに収録されている小編ひとつひとつのトーンは暗いというよりもむしろ明るくて、中にはこの先に希望を持たせるような終わりのものもある。でもあと3年で世界が滅びるというほぼ確定の絶望感の中でこの明るさは逆に怖いよ。ワタシなんかはこんな状態になったら真っ先に誰かに殺されてそうな人間だけに、ここまで生き残った人間自体がある意味化け物っぽい。この作品世界に存在する前提さえなければ楽しく読めた話なんだろうけど、なんか言いようのない鬱々感にとらわれました。本自体は良かったんですけどねー
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